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NEO Scavenger

Early Access

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 NEO Scavengerはポストアポカリプスを舞台としたターンベース・サバイバル・ローグライクである。

 崩壊後の世界に布きれ一枚でほっぽり出された状態から、平原や森をうろつき廃墟を見つけてはスカベンジ。怪しい放浪者から身を隠し、時には戦い、死体からスカベンジ。外界は寒く低体温症は優先的に解決したい危険だ。衣類や寝袋をどうにかスカベンジして寒さを乗り切り、コレラに怯えながらも水を飲んで渇きを癒し、毒キノコかもしれないキノコを食べ飢えを凌ぐ。アイテムの数もクラフトの種類も豊富なうえ、死につながるパラメーターも多い。極めて過酷な世界だが、やりごたえは十分だ。

 

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 2日と半日生き残れた。上々じゃないか…えっ?

 

 本作に限らず去年あたりからサバイバルをメインとしたゲームがポツポツと発表されている。呆れるくらいいつまでもブームの続いているゾンビものとも相性が良く、DayzやらRUST(細けぇことはry)やらがSteamの売り上げ上位を賑わしている。

 それはともかく、Don't Starveにどっぷりはまった身としてはNEO Scavengerも正にストライクなゲームだった。軽くプレイするつもりが、気付いたら半日が過ぎてしまっていた。

 

 Don't Starveはサバイバルゲームとして優れていたが、「Losing is fun」という観点からは、あまりうまくいっていなかったように思う。というのも、まずこの言葉が成立するには消失したデータやステータス以上の価値のある何らかのもの――特別な経験や知恵といったものが必要となる。Gnomoriaもそうだが、1プレイが10時間以上となりやすく建築要素の強いゲームにおいて、ゲームオーバーでそれまでのデータが消えてしまったとして、それを埋め合わせる以上のものが提供されているのか、ということだ。

 シレンで言うと、うっかり刀を+99まで鍛えてしまったら、今度はロストが怖くて倉庫から出すこともままならなくなるといった話だ。

 その点、NEO Scavengerはサクッと死ぬ。拠点を据えることもできるが、基本は根無し草の放浪者だ。今後プレイを深めていくとまた印象も変わるかもしれないが、今のところLosing is funとして楽しめている。

 ただテキスト量は結構あるので日本語化してほしいところだが……難しいだろうなぁ。

 

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 あとはバックパックさえ見つかれば完璧なのに…NEO Scavengerではよくある光景だ